代表挨拶

現代版2毛作の農業者として

私たちは、ソーラーシェアリングを「現代版2毛作」と呼んでいます。昔の2毛作は1年の時期を2つに利用しましたが、現代版2毛作は空中と地面の2つを利用します。また、農業と発電事業の兼業農家とも言えます。ソーラーなんて、不動産投資のようで、農家にはそぐわない事業だと考える向きもあるでしょう。しかし、いまでは、全国各地で農業者こそがエネルギーを生み出す有力な役割を担っています。農地にはそもそも太陽光が良く降り注ぎますし、農業者は発電所の保守管理で一番大事な、設備の異常をすぐに察知するからです。

日本という国は、先進国ではまれに見る自給率の低い国ですが、このようなソーラーシェアリングという働きが、もっと集まることで、日本の食料自給率も、エネルギー自給率も向上させる、「国富」という実を実らせることでしょう。国土の狭い日本では、平地の農地を有効に使うことが求められているのです。

ニューヨークの国連広場の大きな壁に、平和を願う各国共通のビジョンとして次のような、旧約聖書の言葉が掲げられています。

彼らは剣を打ち直して鋤とし槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げずもはや戦うことを学ばない。

平和をつくる具体的なアクションとして、ソーラーシェアリングを位置づけ、農業もエネルギーも学びをつづけています。

 

二本松営農ソーラー株式会社

株式会社Sunshine

代表取締役 近藤 恵